LESSON
「音域が狭い、もっと高音が出したい」
「♭気味、#気味、そもそもピッチに自信がない」
「声量が少なくて迫力が出ない」
「歌うとすぐに枯れてしまう、長時間歌えない」
「数曲歌っただけで疲れてしまう」
など、歌に関する悩みはそれぞれで、身体の状態や、どの言葉をどこで作っているのか?
共鳴の場所や、発声の癖がどうなっているのか?
など、様々な要因から、歌声の向上や改善に向けたアプローチはお一人お一人で変わって来ます。
そのため、それぞれのメニューでのマンツーマンレッスンを行っていきます。
Voiceトレーニングメソッド
ボイストレーナーとして
僕は22歳頃から発声障害となり、声がバリバリしてしまう、音域に関わらず声が裏返る、歌ではなく話している時ですら裏返るなど、どこから声を出しているのかすらわからなくなりました。
仕事先で「おはようございます!」と挨拶することさえ怖くなった時期もありましたが、心で負けてしまうと、本当に声が出なくなってしまうということも聞いたことがあったため、お相手からすれば『おかしな間』はあったと思いますが、無理やり会話をしていました。
さすがにそういった時期は音楽活動も休止しており、数年間は原因究明のためにいくつかの病院に通ったり、色々なボイトレに通ったり、発声方法をネットや本で調べまくって試したりと、歌うために色々なことをしていましたが、当時は病院でも原因がわからず、結局改善せずに数年を過ごしました。
数年経ち、かなり気を付けて話せば会話では裏返らないように話せるようにはなってきたのですが、歌に関してはコントロールが効かないことが多い状態でした。
色々と試してみても改善しない歌声に悩みましたが、続けるのであれば「この声と付き合っていくしかない。」と決意し、26歳頃から音楽活動を再開しました。
そこから、だましだまし音楽活動を続けてきましたが、チャンスの場面でも思うように歌えない。
でもそれも込みで実力の世界なので言い訳にはできないし、したくない。
そんな想いを抱えながら続けるうちに自信も失っていきました。
でも、34歳で良いお医者様に出逢い、以前は発見してもらえなかった炎症を見つけてもらい治療を開始。
更に、その炎症が引き金となった発声の癖を修正してくれるボイストレーナー様とも出逢い、僕は救われました。
10年以上積み重ねた癖というのは、すぐに改善するものではありませんでした。
しかし、発声障害からの脱却方法が歌を上手くなることにも繋がっていることは幸いでしたし、僕がここまで歌えるようになったのは最高の出逢いがあったからです。
この経験を通して、発声障害ではなくても、思うように歌えないことで悩んでいる方の力になりたいと本気で思ったので、ボイストレーナーになろうと思いました。
ちなみに、参考になるかわかりませんが、本メソッドを受ける前の僕の声の状態も載せておきます。
※更に読み進めていただくと、本メソッドを3年近く行った後の歌声もございます。
↓↓↓
僕は本当に良い出逢いと確実なボイストレーニングで救われました。
好きな歌が歌えないことの苦しさは痛いほどわかっています。
僕が悩んだ中でやってきたことが、誰かのためになるなら幸いです。
講師の考え
ボイトレに興味をもってくれているということは、それぞれ悩みは違っても、歌が大好きな方が多いと思います。
僕も歌が大好きで、歌がうまくなるための方法をインターネットでひたすら検索したり、YouTubeの動画を漁って仕入れた情報を実際に取り入れ、歌声の様子をみたりと、色々なことを試してきました。
しかし、結論からお伝えすると、間違いなく無駄ではありませんでしたが、すごく「遠回りをした。」という気持ちです。
歌というのは本当に繊細な作業で、同じメニューをやっていても効果のある状態と、そうでない状態があります。
万人に向けて発信されている情報は、誤ったものもあり、例え正しいものであっても、
・身体のどこを使ってこのトレーニングをやっているのか?
・それによって声はどう変化しているのか?
・何を改善もしくは向上させるためにやっているのか?
・どういった場所に気を付けないといけないか?
などが明確でないと効果はありません。
みんなが良いと言っているからと、自分の身体と対話もせず、なんとなくやっているだけでは、むしろ逆効果になってしまう可能性すらあります。
イメージ通りに歌えない原因が、自分では予想もしない場所からきていることも多いです。
息が声になる仕組みや、歌に必要な身体の連動している部分など、人間の身体の仕組みからの視点も組み込むことで、理論的に説明もできなければ、Voiceトレーナーとしては意味がないと考えています。
感覚だけの指導では、その時に何が起きていたのかを100%身体が覚えておける方でない限り、再現性はなく、たまたまイメージ通りに歌えてしまうこともあるため、本当の意味で歌が向上、改善したことにはならないからです。
そのため、お一人お一人と精一杯向き合って、歌声の向上、改善のために最善を尽くしていきたいと考えています。
Voiceトレーニング全体の流れ
歌に重要な要素としては、大きく3点、
「呼気×声帯振動×共鳴腔」
と、どれも大切な内容になります。
どれか1つでもバランスを崩すと、歌唱する際に歌いにくく感じたり、イメージと違う声が出てしまったり、繊細なコントロールができなくなってしまいます。
逆に、この3つの要素を正しく使い、自分の歌唱時の最適なバランスを掴むことで、歌声をコントロールしやすくなります。
原因の把握と理解
歌唱時に自分の身体で起こっていることを理解したら、理想の操作感に寄せていく作業をしていきます。
しかし、身体の状態や、長年の歌唱癖などから、理想の操作感になかなか近付けない場合がほとんどだと思っています。
そのため、何が原因でそうなってしまっているのかを探し、理解して、どうすれば改善の方向に向かっていけるのかを考え、実践していきます。
理想の歌声と再現性
身体の仕組みから、まずは一番歌いやすく、声帯への負担が少なく、歌声が響く発声ポイントを掴むトレーニングをしていきますが、その声が、ご自身が歌唱時に使いたい声ではない可能性もあります。(もっと柔らかい声が良い、もっと濁った声が良いなど)
しかし、自分が思う理想の声で歌い続けることが、身体の仕組み上では声帯に負担をかけてしまい、それがポリープなどの原因になってしまっている可能性もあります。
だからこそ、まずは自分の歌唱時に身体で何が起こっているのかを把握することは大切なことなのですが、声帯への負担が少ない発声ポイントを掴むことで、調子が下がった時にも、そのポイントに一度戻ることで、声帯への負担が少ない状態に戻すことができます。
原因を理解し、改善方法を理解し、その感覚を把握できれば、再現性が高まり、安心して自分の理想の歌声で歌ったり、新たに探していくことも可能となります。
また、ボイトレを卒業後、万が一また同じ調子の悪い状態になった場合も、ご自身の力で改善させることができるようになるため、再現性を高めることは、とても重要です。
初回体験レッスン受講後の感想
30代女性
はじめてボイトレレッスンを受講しました。
まずはしっかり座学!
声の仕組みや重要な要素を分かりやすく解説してくれました。
声ってこういう風に出ているんだと認識。
それと横隔膜を再現した手作りのアイテム!!めちゃくちゃ分かりやすくて感激しました。
そして声についての悩みも丁寧にヒアリングしていただき、
個人に合わせた内容でレッスンメニューを考えてくださいます。
実践をして、
いままで出していた声は
身体に負担をかけていたことを知りました。
歌いたい曲を予め決めるのですが
①まずはいつも通りに録音
②改善点(わたしの場合は、声量・言葉が前に飛んでいかない・高音になると引いてしまうなど)を見つけてもらい、改善させるために必要なトレーニング
③感覚掴めたところで再度録音し聴き比べ
など(各自レッスン内容違うかもですが)を繰り返してもらいました。
録音を聴くまでもないくらいに、歌いやすくなったり、聴こえてくる音(声)が良くなっていることが実感できてビックリしています。
時間があっという間に過ぎていきました。
次回もよろしくお願いします!
30代女性
本日は、レッスンありがとうございました!
最初は緊張しましたが、講師の方のほわっとした和やかなムードで終始レッスンしていただけて、比較的早く溶けていったように思います。座学からの実技?でレッスンいただくことで、まずはこれが大事でこんな事をしていくんだなという流れが掴みやすかったです。
腹式呼吸の模型もとてもわかり易くて、こういう直感的にわかりやすいものはありがたかったです!
腹式呼吸にしても呼気の鍛錬方法にしても実演して下さるのが分かりやすく、やりやすかったです。
呼気の鍛錬をした直後の講師の方の声の変化にリアルに驚き、実際自分もやってみたところ、かなり変化したことに驚きと嬉しさがありました!
力まずに自然に響いた発声が出来ていて「これは続けよう!!!!」と、とても思いました。
めちゃくちゃいい体験させてもらったと思ってます!
歌に関しても、苦手ながらも変わっていくのがどんどんわかり、安心と嬉しさを味あわせていただきました。
波形が変わっていくのもとても嬉しかったです。
もっといろんな曲でも録音して、自分でもビフォー・アフターを楽しみながら練習を積み重ねてガッチリとした基盤を持ちたいです!
これからも是非続けていきたいので、ビシビシご指導と応援よろしくお願いいたします!!